ソラマメの特徴

 

 

日本でソラマメの主な産地となっているのは九州の鹿児島で、全国の4分の1以上を作っています。他には、千葉、茨城なども栽培が盛んで、基本的に全国各地で栽培されています。

 

 

ソラマメには未熟豆と完熟豆があります。それは、完熟したものを乾燥させて使う種実用、未熟なうちに収穫する青果用ということになり、種実用は黒っぽくて、食材としては煮豆、おたふく豆、甘納豆などに使います。塩茹でにするのは青果用です。

 

 

実はソラマメはヨーロッパでも身近な野菜となっており、フランスでは「フェーブ」、イタリアでは「ファーヴェ」と呼ばれて親しまれています。ヨーロッパのソラマメは日本のものより長いものが多く、フランス料理やイタリア料理で旬の時期によく使われています。ただ、サヤから出してしまうと中の豆自体は普通のソラマメと見分けできないほど形も風味も同じ感じです。ヨーロッパでは別の種類で中の豆に赤い色が混じっているものもあります。

 

 

美味しいソラマメの見分け方ですが、まず、サヤの緑色が鮮やかで艶があるものを選びましょう。茶色くなった部分があるもの、筋が茶色くなっているものなどは鮮度が落ちています。更に、サヤがふっくら膨らみ、触るとしっかりと弾力があって、持つと重みを感じるくらいならOKです。あらかじめサヤから出して売っているものは手間が省けて便利ですが、その分、劣化も早いので注意してください。